こんにちは、Gummyです。
少し前まではお給料をいただいて日本人向けの英語学習アドバイザー的なこともやってた私です。
そんなGummy, 職業柄、お仕事で英語を使わなきゃいけない方々のお悩みをうかがう機会もたくさんありました。
そして、英語のお悩みとしてまず皆さん総じておっしゃるのが、
「英語が聞き取れない!」
話さなきゃいけないのはもちろんなんだけど、何か話そうにもまず聞き取れなきゃ会話にならないんですよね。
だから会議などでもほかの参加者の言ってることがわからなくてただ黙ってる、なんて方も多かったです。
そんな方にまずお勧めしてたのがシャドーイング。
そしてこのシャドーイング、正しいやり方さえ理解しちゃえば、
効果は抜群🤩👏
元英語講師として、シャドーイングにトライして、英語学習がちょっとでも楽しくなったり、効果が出た!と思ってもらえると嬉しいです。
ってことで、Gummyが知ってる限りのシャドーイングについて、日記にまとめてみます。
(一応勉強はしたけど、あくまでGummyの解釈なので、何かトラブルが起きたときの責任は負えません!)
そもそもシャドーイングって何?
単刀直入に言うと、
シャドーイングは「音声をまねて追いかける」練習方法です。
Shadow=影みたいに、お手本の音声のまねっこをしてずっとついていくこと。
英語の授業でよくやるリピートと違うのは、お手本が終わってから繰り返すんじゃなくて、お手本を流しながら一拍遅れでついていくという点です。カエルの歌みたいな輪唱のイメージ🐸🎶
シャドーイングは何に効くの?
最初に言った通り、
シャドーイングでまず向上するのはリスニング能力です。(おまけで英語を理解するスピードが上がる、流暢に言えるフレーズが増える、相手に伝わりやすい発音になるなどの副次的効果もあるんですが、まず実感するのがリスニング能力の向上だと思う。)
日本人って外国語もカタカナで表現できちゃうから、自分たちの言いやすいように英語の音を改変してを覚えちゃってる部分があるんです。
Girlを「ガール」、Worldを「ワールド」、Coffeeを「コーヒー」、Drumを「ドラム」とか。
実際この辺の単語って、英語で話してるつもりでも結局全く通じないんですよね。
こんな風に、言いなれてる英単語が通じない、聞き取れない原因は
そもそも日本語と英語のリズムの取り方が違うせいなんです。
だから、
体に英語のリズムを覚えさせることが
英語上達の近道になるというわけ。
そのリズムを体得できるのがシャドーイング。
そもそも人間って、自分が言えない音は聞き取りもできないんですって😲
カタカナ英語を使ってる場合、自分の頭の中の辞書に本来の英語の発音が載ってない状態。
「聞こえてくる英単語の音」≠「頭の中の辞書にインプットされてる英単語の音」なんだから、知ってるはずの英語でも聞き取れないのも納得、って感じですよね📚
シャドーイングを通して強制的に英語のマネに集中することで、日本語っぽい発音を封印することができます。
そうすると英語のリズムや息遣いをカタカナを交えず英語のまま練習することができる。つまり、英語が発音できるようになるから、聞けるようになるんです。
「聞こえてくる英単語の音」=「頭の中の辞書にインプットされてる英単語の音」の状態です。
ざっくりのメカニズムはこういうこと↓
①発音が上達する
②脳内の辞書にネイティブの発音がインプットされる
③英語が聞き取れる
そしてまた、シャドーイングを続けることで
文章のかたまり単位で聞き覚えのある音が増えるため、
英語の聞き取りが格段にラクになると言われています。
シャドーイングのポイントは?
まず守るべきポイントは以下の4つ。
- 内容を理解している、易しめの文章を使う
- シャドーイングする文章は極力見ない
- 一定のスピードを維持してついていく
- とにかくお手本通りに音声をまねる
特に重要なのは4番!!
勝手に音を変えたり言いやすいように改変しない!
それじゃ意味がない!!!
英語として聞き取れる音を増やしていくのが目的なんだから、英語そのままの音をインプットしていくことが一番の目的です。
シャドーイングができないときに見てほしい
さぁ、ここまで知ると
「よしじゃあシャドーイングとやらをやってみよう😎」となりません?
そこで次に私たちが苦しむのが、マネしてついていけないっていうところ。
これに対するアプローチとしては、こんな方法が取れるかと思います。
- 流暢に言えるまで原稿を音読する
- 音声とぴったり被せて読む
- 内容は考えず、音に集中してマネする
- 失敗しても言い直さない
- お手本の音声スピードを調整する
- 日本語でシャドーイングする
- シャドーイングを録音して分析する
このあたりのどの手法を使うのか、適切に提案するのが昔の私のお仕事なわけですよ。ここは講師の腕の見せ所でした。
そんなプロでも悩むポイントなので、自分一人で全部効率的にやれる方はなかなか少ないかもしれない。でもぜひ試してみてほしい。
(ちなみに、これが自分でできちゃう方には高額な英語コーチングは必要ないよ!🤤)
対処法としてはたとえば、
・どんどん遅れる人:1、2,4あたりがポイント。まだ英語をしゃべることに慣れてないので、まずはスムーズに言えるまで練習
・音声に追いついちゃう人:3か6に問題あり。音を聞いてない証拠。音源をよく聞いてマネすることを意識してみる
って感じで、様子を見ながらその人の弱点を見つけ、克服のための練習メニューを組んだりしてました。
7についてはちょっと特殊で、自分の失敗の仕方からどのスキルが足りてないのかを分析するためのポイントです。独学で知識を増やしたりスキルを磨くには必須の習慣ですよね。
シャドーイングって何?
何がポイント?
どうしたらできるようになる?
今日は↑をGummyなりにまとめてみました。
できるようになるまでは結構大変だけど、シャドーイングはほんとにめちゃくちゃおすすめの英語力アップ方法なんです。
ちなみに、
TOEICのリスニングパートの点数を上げたいなら、
教材としては素直にTOEICの公式問題集でシャドーイングをするのがおすすめ。
Part2などから始めて,慣れたらPart4などで練習してみるとぐんぐんリスニング力をアップさせることも可能ですよ。
最後に、Gummyが勉強したのはこの本です。
めちゃくちゃ勉強になるし、独学でもっと英語力を効率的に伸ばしたい、って方は絶対勉強になるはず。めっちゃ解読難しいけどね!
(英語講師の同僚みんなで集まって解釈をすり合わせないと理解できない部分が多々ありました笑)
英語力アップを目指す方、
ぜひシャドーイングも取り入れてみてください🤗